待つという事

先週ご来店いただいたお客様との会話。


「すみません、少しお待たせしまして」と私がお声かけしたところ、

お客様が「いえいえ、大丈夫ですよ。床屋で待つの実は好きなんです」と。

???

私は始めあまり理解ができませんでしたが、お話を進めていくと、

昔は、床屋ってあまり予約できるところがなくて、日曜とかに行ったら必ず順番待ちをしていた。

そしてその床屋の待ち合いの長ベンチで過ごす一時が好きだったらしい。

普段、自分では買わないような雑誌、新聞をじっくり読める。

淹れたての旨いコーヒー。

それが良かった。


確かに一昔前の床屋の日曜の朝の光景。



現在は(当店も)予約優先制で待たなくても来店と同時にカットが始まる。

時間のロスは確かに少ない。





先日、とある事から私は町の病院へ。

診察まで約1時間ほどの待ち時間があった。


そこで、先日のお客様との会話を思い出した。

置いてあった週刊新潮を隅から隅まで目を通し、壁掛けのTVのNHKを何気に眺める。



急ぎではなかったせいか何故か不快ではなく、逆にそれが良かった。



ようするに、半ば強制的にゆっくりさせられたようだ。



とても不思議な感覚。





1分1秒狂いなく事が運ぶ世の中、

たまにゃゆっくりする時間を設ける事が大事ですね。





そして、私もそう思われるBARBERでありたい。














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